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1:故郷(11)

2015年08月06日 09:55

小学校へ入学するのを機に
両親は祖母の残した土地に家を建てた。
新築といってもトタンで出来た平家。
その新築祝いの日
私は生まれて初めて人間という生き物に叩かれた。



家には大勢の大人達が
祝いに駆けつけていて
そこには同年代の親戚の子供達も含まれていた。
まさかこの後に
一生忘れらない出来事が起こるなんて
想像すらできなかった私は
妹や親戚の子達と裏庭で無邪気に遊んでいた。





恐怖のあまり
一瞬にして
体が凍りついたのを覚えてる。



家の正面玄関から
尋常じゃない父の怒鳴り声が
地響きのように響き渡った。
慌てて様子を見に行くと
父の怒りようは半端じゃなく
あまりの形相に
親戚中の子供達が怯え硬直していた。
その中の一人。
私の目の前に真っ直ぐ歩いて来たのは父だった。




父は物凄い形相で睨みつけると、
洋服の襟首を容赦なく引っ張り上げ
私の小さな体を
畳の上に引きずりながら
玄関まで連れて行きこう言った。





          ----------   何だこれはっ!!  お前が描いたんだろ!!









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