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1:故郷(13)

2015年08月08日 10:22

成長するにつれ感じるようになったのだが
父は私の事を自分の子だと思っていなかった。




私より4歳年下の妹は
頭も良く、スポーツ万能。
何より父に顔が似ていて
妹は名の知れた美人であった。


そんな妹は父の唯一の自慢であり
私はというと病弱で勉学、スポーツの分野においても
ケツから数えた方が早い冴えない万年虐められっこ。
全てにおいて妹に勝るところはなく
私は常に妹と比較された。



父にとって
そんな私は疎ましく邪魔な存在だったらしい。
酒を飲むと必ず 「アイツは俺の子じゃない!」 と怒鳴り
酒を口にしていない日でさえも
罵声を浴びせ暴力を振るった。




父が私の事を娘だと認めていない事は知っていた。
たがそれを認めるのが怖かった。
認めてしまえば
家を追い出されるのではないか不安だったのだ。
だって私にはどこも行く場所がない。
一方的に投げつけられる言葉に対し
返す言葉のない私は
その言葉を受け止めるほかなかった。




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