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2:姿なき心の犯罪(20) 

2015年09月07日 10:55

翌日
教室へ行くと私の机の前には
二つの椅子が用意されていて
そこには
私の顔に唾を吐きかけた例の二人が座っていた。



「おはようーっ。 ねぇ、絵得意だよね! 私にも教えてよ。」




二人は白い紙を取り出すと私に絵を描くようにせがんだ。
怯えながらも一生懸命描いた。
あの日
私が描いた絵を鮮明に覚えている。
風船を手にした髪の長い女の子
彼女の後ろには
ハートの風船がたくさん浮かんでいた。




「すごく可愛い! この絵、貰っていい?」



その裏に潜むモノを
一体誰が想像できるというのだろうか。
何も知らない私は二人が喜ぶ姿を見てホッとした。




翌日
椅子に腰かけていると背後から悲鳴が聞こえた。






      ―――  キャーッ!! 何これ? 酷い・・・




振り返るとサツキが泣いている。
床には紙が落ちていた。





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