FC2ブログ

スポンサーサイト

--年--月--日 --:--

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

2:姿なき心の犯罪(23)

2015年09月10日 11:08

伝えたい事がたくさんあるのに
涙で言葉が詰まる。




「何言っているのアンタ、あんな酷い事しといて!

サツキ、いいから行こ!」


サツキの背中を同級生が押す。






   -------  謝るぐらいなら警察いらなーいっ!」




   -------  日本一のくるくるパー! 日本一のくるくるパー!





取り巻きの二人は
嬉しそうにはしゃいでいた。



「早く行こう! サツキ!」



サツキの肩を押すものの
サツキの足は前に進もうとしなかった。
泣いていた。
大声をあげサツキは泣いていた。




   -------  サツキちゃん泣いちゃったじゃない!アンタが泣かしたんだからね!



   -------  あんな脅迫状なんか送りるからだよ! 


         根暗女、最低ーっ!






その時だった。
やめてよ!と叫ぶサツキの声が聞こえた。





「ど・・どうしたの? サツキちゃん・・?」



「やめてって言ってるの!!」



「な、何、言っているの?」



「可哀想じゃない!!だってそうでしょう?皆で虐めて可哀想じゃないっ!!」


「サツキちゃん・・もういいから帰ろう。」


同級生が慌てて止めに入る。
虐められている人間を庇う奴はどうなるか。
私を庇ってくれた事に対しての嬉しさよりも
今後のサツキの事の方が心配だった。




最新記事


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。