FC2ブログ

スポンサーサイト

--年--月--日 --:--

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

2:姿なき心の犯罪(24)

2015年09月11日 11:30

私を庇った事により
舞に脅しをかけられたサツキは
机に顔を伏せ声を出し泣いていた。
私が泣いていた時、庇ってくれたのはサツキ。
だから今度は私が助けなきゃいけない。
だけど私が行くと迷惑をかける。



ごめんね・・ サツキちゃん・・ 
助けてもらったのにゴメンね。
心の中で謝ると
泣いているサツキの姿を見て見ぬふりをした。





それからも虐めは続き
生きる意味を見失った。
初めて自殺を考えたのは小学五年生の時
寂れた田舎町に
高層マンションなどいうものはない。
一番高い建物といえば三階建ての校舎であった。


その校舎の屋上から飛び降りようと思い
屋上へと向かった。
それは私にしか成し遂げられない
最大の復讐。
私がされた全ての出来事と
虐めた人間の実名を遺書に残し
呪い殺してやろうとさえ思った。
身を乗り出し地面を見下ろすと
灰色の砂の覆われた校庭を手で掴めそうな気がするほど
近い距離だった。





運が良ければ首の骨を骨折して死ねるかもしれない・・ 
でも運が悪ければ障害が残るかも知れない。 
三階だ。
これじゃー、せいぜい骨折程度だろう。 
入院になったら治療費どうしよう。 
もし運悪く生き延びたら
またお母さんに余計な迷惑をかける。 




死ぬ恐怖より
助かって母に迷惑をかける事の方が怖かった。
屋上から地面を眺めては
死ぬ事ばかりを考えていた。





最新記事


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。