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3.偽りだらけの世界の中で(5)

2015年09月18日 12:18

「ちょっと、待って!!」



振り返ると彩加が走って追いかけてくる。
どうしてほっといてくれないんだろう。
このままじゃ
私と仲良くしていた事が皆にバレてしまう。
彩加は私の手を掴むと
どうしたの?と心配そうに言った。






「手離して。」



「なんで?理由教えてよ。理由が分からなきゃ、離せないよ。」



「もうっ!!ほっといてよっ!!」




彩加の手を振り払おうとする私の声が
ローカに響いた。
悲しかった。
私だって、こんな事言いたくない。
でも私達は友達になってはいけない。
私は彩加に嫌われるように冷たい態度を取った。



「理由も分からないのに、ほっとけないでしょ!!」





ローカの先に同級生の姿がチラホラ見える。
皆、私達の事を見ていた。
長くいれば
私と長くいれば・・・・
彩加も虐めれる。
早く彩加を教室へ戻さなきゃ。





「学校終わったら、いつもの場所で待っている。だから先に教室に戻って。」



「分かった、約束だよ。」


そう言うと彩加は教室へ戻っていった。
もうこれ以上
誤魔化せないと思った私は
放課後、全て打ち明けた。
全て話せば彩加だって怖がって
私の前から去ると思ったから。



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