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3.偽りだらけの世界の中で(16)

2015年09月29日 21:48

きっかけは小さなものだった。
やがてそれは
ブレーキのきかなくなった
ジェットコースターのように加速。
滑走するにごとに勢いが増し
次第に私自身を蝕むモノとなった。



暴言、暴力の支配下にいた私は
次第に自分の意思も奪われた。
考える思考とやらも消滅した。


何を言われても
どんな酷い仕打ちに遭っても
頼るべきであろう親や先生にさえも
信じる事ができなかった私は
文句も言わず
反論もせず
不満も口にする事もなく全てに従った。



舞が転校してきてから
約3年間もの間
従い続けてきた私が反論するとは思わなかっただろう。
予想もしなかった返答に
二人は言葉を失う程、驚いていた。




「行くか、行かないかは私が決める事でアンタ達が決める事じゃない!」



席を立ちあがると
彩加の席へ私は逃げた。


これまで散々やられてきたのだ。
私には確信があった。
他のクラスメイトがいる教室では
手が出せないという確信があったのだ。



次の日も机の中に手紙が入っていたが
ゴミ箱の底に投げ捨てた。



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