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3.偽りだらけの世界の中で(18)

2015年10月01日 21:52

離婚し
女手一つで子供を育てる為に
水商売をする母の何が悪いというのか。
狭い閉ざされた田舎町では
バツ一、母子家庭、水商売は人間失格。
彩加は阿婆擦れ女の娘でしかなかった。
母子家庭
水商売
たったそれだけの理由で馬鹿にされた。





子供に他人の親の職業を理解できるわけがなく
親が職業や環境だけで人間性まで判断する。
まさに偏見社会。
親の背を見て子は育つというが
まさしくその通り
子供も一緒になり喜んでマネをし馬鹿にする。
彩加もその標的となった。




授業参観
校舎の裏で行われた野外学習の実習中
舞の取り巻きの一人が彩加の母を見て言った。






  ―――  転校生のくせに生意気だし、同級生でも何でもなーい。 





何も言い返す事が出来ず
小さくなる彩加。





その時
校舎の裏に響き渡る程の大声で
彩加の母が叫んだ!




  ―――  彩加、そいつらと無理して付合う必要なんてねーんだ!
      そんな友達なんていない方がいい! 
      こっちからお断りだって言ってやんな!





大勢の父兄がいる中で
彩加の母は堂々と自分の娘を守った。




何てカッコイイんだろう・・
彩加のお母さんは強くて優しい。
だが私の両親は違う。
何も言い返せない私が腹正しく
苛立ちを隠せない二人は攻め立てる。
ただただ酒に溺れ
暴力で押さえつける事しか能がない両親が
情けなく思えてくるのであった。




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