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4:止められた時間(3)

2015年10月06日 21:59

私の両親は立派な親ではなかった。
父は酒と博打に溺れ
喧嘩にあけくれる日々。
人様に顔向けできないような
傷害事件も起こした事もある。


母は手先が器用で
裁縫や料理がとても上手な人だったが
そんな母も
いつしか家の事を一切しなくなった。


夕方から明け方まで
毎晩二人は飲んだくれていた。
その匂いで酔いそうになるぐらい
家の中は酒の匂いが充満していた。
狭苦しい家には
ケツの穴まで墨を彫っているヤクザばかり。
父はそういう連中と常につるんでいた。


だが不思議なもので
あんな親でも他人に中傷されると
無性に腹が立つ。





いつしか私は自分の中に大きな壁を造り
その壁を作る事で自分を守った。
何を言われても
聞かれても聞こえないふりをした。
同級生、先輩など
男はこの世に存在しないと思うようにしていたのだ。






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