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5:消えゆく光(8)

2015年10月15日 11:07

父の友人の娘が中学生になったの機に
朝から晩まで男と遊び歩き
色んな男と付き合っては別れていた。
狭い田舎町。
彼女の評判は悪く
暇な主婦達の噂の的。



男の目ばかり気にして、ぶりっこで気色悪い!


子供らしさというものが全くない! 


お洒落をする女の子の姿を目にする度に
両親は私の目の前で
こんな言葉をを口にした。
それは私に対しての忠告だった。

学校の連絡網で
同級生の男の子から電話連絡があっただけで
父に怒鳴られた。
本当に狂っている、異常だ。
だがオカシイのは私。
私が居ない隙を見計らない
日記やノート等に目を通し
隠し事がないか血眼になって捜していた。



「何で勝手に人の物見るの?」


「見てない。」


「見てるじゃない!」


「見てないわよ!」


この頃から
母とも衝突するようになった。
周囲の人間が成長し
蛹から蝶に変化し続ける姿を
私は虫籠の中から眺めていた。
大人っぽくなってゆく同級生。
異性の目を気にして内股で歩き始める女の子達の中
ショートカットの少年のような私は
ガニ股で歩く。
女の子になれない私は
敢えて少年を演じるようになっていった。



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