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6:さよならの文字(3)

2015年10月18日 11:20

翌日
涼にセットを誘われた。
彩加の事が気になる私は涼の誘いを断った。


「なんや、寂しいなーっ、うち誰も組む人おれへん。」


「いいよ、私、サツキちゃんと組むから・・」


ぶっきら棒に答える彩加を誘ったのだが
彼女は私の誘いを頑なに拒んだ。



「じゃー、彩加と恵理が組めばいいよ。」


二人に遠慮して思ってもない事を口する。
昨日の事だって謝りたい。
ちゃんと話したいのに
話そうとすると彩加は逃げてしまう。



それから毎日セットを誰と組むかでもめた。
喧嘩じゃない。
私と組みたがる涼。
それに嫉妬して当てつけの様に別な子と組むと言いだす彩加。
二人に遠慮して他の子と組む私。
三人いつも一緒だけど心がバラバラ。
どうすれば仲良く付き合っていけるのだろう・・
その事ばかりを考えるようになっていた。




「あのね、考えたんだけど
ローテーションみたいに皆で交代でやろうよ!
今日は恵理と彩加が組んで、明日は彩加と私が組むの。
そうやって交代でやらない?」



我ながら名案だと思ったが
そうではなかった。
彩加と私は今まで何をするにも
どこへ行くにも一緒、二人で一人。
彩加は親友である自分を優先しようとしない私に対し
苛立ちを隠せなかったのだ。



やっと皆と仲良くなれたと思ったのに
どうしたらいいのか分からなかった。
そんな私にイライラするのか
彩加は意地悪になっていった。




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