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6:さよならの文字(5)

2015年10月20日 13:16

それから何度も彩加と話そうとしたが
彼女は私を拒絶した。
私は彩加に無視されるようになった。




        ―――  彩加、もうすぐ誕生日だね。何欲しい?




        ―――  私達さ、誕生日近いでしょ? プレゼント交換しよっ!



        ―――  プレゼント交換?



        ―――  そう、お揃いの物をプレゼントするの。 



十二月。
私達はバスに乗り隣町のサンリオショップへ行った。
二人が選んだのは
透明のグラスに白いウサギが描かれた小さなグラス。




    ―――   これね、親友の証だよ。
   
      いつか大人になって離れ離れになった時

      これを私だと思ってね。

      私もこのグラスを小雪だと思って大事に持っているから。



翌日、私の机の横には
小さな紙袋がぶら下がっていた。
紙袋の中には
あの日、一緒に買ったグラスと交換日記が入っていた。

   




        小雪とは絶交だから。

        これ捨てて下さい。
           

         さよなら。




交換日記の最後のページに書かれた文字。
彩加にとって私ってそれだけの存在だったんだ。
最後のページに書かれた文字に
私の涙が滲んでいった。





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