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6:さよならの文字(8)

2015年10月23日 13:23

喧嘩したの?
早く仲直りしなよ!
心配して声をかけてくれる子もいた。



これって喧嘩なの?
言いたい事も
お互い何も言えないのに
こんなの喧嘩じゃないよ。

何度も声をかけた。
手紙も書いた。
だけど彩加は私の事を許してはくれなかった。



私の事が嫌いならそれでいい。
それでも話したかった。
涼と部活に向かっていると
体育館の非常階段に彩加が一人でいた。




「涼ごめんね、先に行っててもらっていい? 彩加と二人で話したい事あるから。」


「ほな、うちここで待っとるわ。」


「うん!」


階段に腰をおろし
一人で外の風景を眺めていた彩加を見て
切なくなったのを覚えている。
とても哀しそうだったから。



「彩加、話したい事があるの、あのね・・。」



「もうやめてくれない?」


「違う!聞いて欲しいの。このままじゃ嫌だから、だから私の話聞いて。」


「もういい加減にしてよ!  毎日、毎日、本当にシツコイ! 絶交だって言ったでしょ!
聞こえなかったの? 聞いてなかった?
ならもう一度言ってあげる、私、アンタの事、大嫌いっ! だから目の前から消えて!! 
顔も見たくない! 二度と私に話しかけないで!!」



彩加は手にしていたタオルを
私の顔に投げつけた。




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