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6:さよならの文字(9)

2015年10月24日 15:49

彩加の声を聞いた
バレー部員達が慌てて止めに入った。


何がいけなかったんだろう。
何が悪かったのか
私には分からなかった。


裏道を抜け体育館の正面へ向かうと
涼が私の事を待っていてくれた。
ずっと私の事を待っていてくれたんだ・・って思ったら
また涙が出てきた。



「うちのせいやんな、うちが全部悪いんや・・」

「違うよ、それは違う。 関係ないよ。」

「そーなん?」

「うん。」



さよなら、と書かれた交換日記。
ありがとうって言葉と
ごめんねって言葉と
彩加は私にとって大事な存在でした、って言葉を残し
グラスに添えて彩加のロッカーへ入れた。




あの時、二人で買ったグラスは割れてしまったが
あの日
スヌーピーの小さな赤い缶ケースもお揃いで買った。
色も剥げ錆びている部分もあるのに
今でも大事に取っている。
その缶ケースを手にする度
かけがえのない存在だった彩加の事を今でも思い出す。





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