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7:豎子(12)

2015年11月05日 22:38

遥は不登校のまま。
いつになっても学校へ来ない。
その後も一日も欠かす事なく手紙を書き続けた。
一ヶ月、二ヶ月が過ぎ、三ヶ月に入っても遥は来ない。




もうすぐ修学旅行だよ、


一緒に行けるの楽しみにしてるから早く学校へおいで! 
       


三人で同じ高校へ行こう。





六月の修学旅行
三人で行けるのをずっと楽しみにしていた。
毎日、手紙を書いた。
だが修学旅行に遥の姿はない。
バスの空席を見た時、ショックだった。



修学旅行を機に手紙を書くのをやめた。
私は嫉妬していたのだ。
確かに彼女はクラスでも浮いていた。
だけど一人じゃない。
涼がいて、私がいる、それだけで十分じゃない。
それじゃー不満なの?
結局、周囲の人間がどんなに背中を押しても
本人が変わる努力をしない限り何も変わらない。
誰かが死ぬまで気にかけ
そこから救い出してくれるのを待っているのかな。
それでも遥の家に通い続ける涼。




 

       ―――   涼はなんて優しいんだろう・・私もそうありたい。





そう思うのに素直になれない私がいた。
夏休みが終わり
二学期が始まった頃、数か月ぶりに遥が学校へ訪れた。






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