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8:渦潮(18)

2015年11月24日 17:56


     ―――  一人で立てるか? 今村先生のところへ行こう。




席を立つ先生の手を力強く振り払った。




「なっ・・馴・・れ・・しく・・馴れし・・く・・・さわっ・・触るんじゃ・・・ね・・よ。」


「お前おかしいぞ? どうしたんだ?」


「わっ・・私は・・ あっ・・謝らな・・・い・・からな! しっ・・死んで・・も謝らな・・いからな!」


「何を意味の分からない事を言っているんだ? 
お前は自分の言っている事が分かっているのか?」



ジャージの襟首を掴みあげると
椅子に体を押しつけ
今村に謝りに行くよう須藤は怒鳴った。
心は頑なになるばかり。
私はますます意固地になっていた。





       バチ――――――――ン!!!



須藤に叩かれた。
咄嗟に頬に手を当てるとまた鼻血が出ている。
痛みなんかなかった。
涙もでなかった。
私の心は憎しみでいっぱいだった。



「叩いて気が済んだ?」



須藤を睨みつけると
鼻で笑ってやった。



「何だとーっ?」


「叩いて気が済んだのかって聞いてるんだよっ!!」


「お前は教師に向かって何て口を叩くんだ!」


感情的になった須藤は
また私の頬を叩いた。



「全然、痛くない、アンタそれで叩いてるつもりなの? 蚊が刺したのかと思った。」


信じられないような汚ない言葉が
次から次へとでてくる。
私は須藤に叩かれる度
汚ない言葉で罵り続けた。




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