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8:渦潮(28)

2015年12月04日 18:28

お母さんに温かいご飯を食べてほしい。
おかずだって食べてほしかった私は
夕食になると
お母さん!一緒にご飯食べよう!声をかけるようにした。

だが母は
お母さんは後で食べるからいいよ、と言って食べない。
私達が食べ終えた残飯をいつも一人で食べていた。



それからは母が温かいご飯を食べられるように
茶碗にご飯をよそい
お味噌汁もお椀に注ぎ、取り皿も用意
母のご飯の準備するようにした。
そうすれば母もご飯を食べられると思ったから。
ご飯とお味噌汁しか口にしない母の取り皿には
おかずも入れた。



父に遠慮して
おかずを口にできなかった私も
母の分だけは遠慮なく取ってあげる事ができた。


家庭をかえりみず自由奔放
好き勝手に生きる父の為に
ここまで我慢を強いられ
自分を犠牲にしなければならない母が
不憫でならなかった。




だから私がお母さんを幸せにしなきゃいけない、
大きくなったら
お母さんに贅沢をさせてあげたい!って
いつも思っていた。



お母さんが大好きだった・・




いつからこんな風になったんだろう。
そういう気持ちが消えてなくっていた。




  --------- ウルセー黙れ!!  クソ婆! 




母に10言われれば100にして返してやった。
家を出たい。
家出して親から解放され
好きなように生きてゆきたい。
だが出てゆく金もない。
どこにも居場所がない私は
校舎の屋上で一人で過ごす事が多くなっていった。




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