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10:女の情けに蛇が住む(6)

2015年12月12日 14:12

試験の前日
後輩の家に屯し遊んでた。



「小雪ちゃん、試験いつなの?」


「明日。」


「ウソでしょ? 明日、試験なのに遊んでてていいの?」


「いいの、いいの。 どうせ落ちるから。」



呆気らかんとしている私を見て皆が笑うので
私も笑った。
落ちるとばかり思っていたから気楽なもんだった。




だが受かった。
絶対に落ちる、、って思っていた高校に
このバカな私が受かった。



中学を卒業する時
後輩が花束を贈る儀式がある。
私に花束をくれたのは
あの日、震える小さな声で 帰れっ・・ と言った一年生だった。
彼女には花束とスヌーピーのカードフォルダーを貰い
そのお返しに
スヌーピーのグラスセットを贈った。

担任の須藤先生からは色紙に言葉を書いてもらった。



   ――― あの時、叩いた事を今でも後悔しています。
        本当に悪かったなって思ってる。  ごめんな。



ピンク色の用紙に鉛筆で描かれた文字。
先生の本心だったんと思ったが
こんな言葉じゃなくて、もっと違う言葉が欲しかったから
ガッカリしたのを覚えている。
それはテディーベア―のファイルに挟んだまま
今も手元に残っている。





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