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11:操り人形(3)

2015年12月17日 14:29

満員で席が空いてない。
私は手すりに摑まると
体が揺れないように力強く足を踏ん張った。



   ------- 良かったら隣に座らない?



バスが一緒になった男子に声をかけられた時でさえも
両親の耳に入る事を恐れる私は
離れた場所に移動したり
これ以上、話しかけられないように
目的地よりも手前の停留所でバスを降りる。

何やっているんだろう。
家まで遠いのに・・なんて思いながら
トボトボと長い距離を歩いて帰る事なんて事もあった。






「それ人違いだよ。 私じゃない。」


「アンタがバス停で男と二人でいるとこを見たって
佐代子さんが家にまで言いに来たんだから!」



佐代子とは近所に住んでいる噂好きの口煩いクソ婆。
高校の前を車で通ったソイツは
一瞬、目にした真央が男に見えたのだろう。
そんな事をわざわざ言いに家に来るなんて
どうかしている!







みんな狂っている。



----------   私の言う事と運転しながら

           一瞬、パッと見ただけの人の言う事と どっちを信じるのよ!!





泣きながら叫ぶ事しかできなかった。








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