FC2ブログ

スポンサーサイト

--年--月--日 --:--

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

12:失われた小鳥たち (7)

2015年12月26日 18:16

セミロングの小柄な女の子。
彼女の名はアキラ。
アキラは学年で三十番以内の優等生しか入れない
進学クラスに属していた。
その中でも彼女の成績は常にトップ。
運動神経も優れていた。



「もしかして親にされたの?」


「そう。 家の父親厳しくって思いどうりにならないと、すぐ叩くの。」



同じだ。


同じなんだ。

彼女になら話せる。

彼女なら分かってくれる。




    ----------   あのね、私も同じなの・・・ あなたと同じ・・・私の話しを聞いてもらえない?









小雨が降りしきる中
私は公衆電話の受話器に手をかけると
震える指で
紙に書かれた番号を一つずつ押していった。
心臓が破裂しそうだった。







何やっているんだろう・・


やっぱりやめよう、


いや賭けだ!


自分自身を煽る私がいる
逃げ腰になる自分が腰ぬけに思えてならなかった。


三回コールで出なかったら私の勝ち。
三回コ―ルで相手が出たら私の負けだ。
私はこの日、賭けにでたのだ。




最新記事


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。