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4:止められた時間(1)

2015年10月04日 08:21

舞が転校してきたばかりの頃
ランドセルの中に入っている
教科書やノートを階段に投げら捨てられた事があった。
それを拾っている時
舞に見つからないように隠れて拾ってくれたのは
同級生の男子だった。



私が助けられる姿を
舞が目にしたら
もっと酷い事をされると心配してくれた男子達は
いつもこっそり助けてくれた。




ローカで突き飛ばされ足をケガした時も
頑張れ! あんな奴に負けるなよ!
ガッツポーズをする男子がいた。
いつもそうやって陰で応援してくれた。
だが女子の虐めと
入れ替わるように男子からの陰湿な嫌がらせを受けるようになる。







休み時間、図書室で本を選んでいた時
同級生の男子生徒と偶然二人きりになった。
大勢の男子生徒の笑い声が聞こえた瞬間
開かれていた図書室のドアが閉ざされた。
きっとこの瞬間を待ち構えていたのだろう。
私達はローカに屯する男子生徒の手によって
図書室に閉じ込められたのだ。




パニックになった私はドアに駆け寄り開けようとする。
だが外から押さえられている為
ドアは動かない。
恐怖でパニックになり何度も引き戸に手をかけ力強く引っ張った。
だが開かない。
何度も引っ張る中
その力から解放された私の体は
勢いよくローカへと飛び出た。
ドアが開いた瞬間、二十人近くの男子が私を取り囲み
動揺している私の姿を見ながら大声で笑っていた。
馬鹿にして笑っていた。
響き渡る笑い声の中を一人駆け出し走り去った。




いつも味方してくれていたのに何で?
教室に戻ると嫌でも涙が溢れてくる。
あまりにも惨めで、情けなくて
恥ずかしくて誰にも言えないって思う私の瞳から
涙がいっぱい溢れてきて
堪えきれずベランダの隅に隠れ私は泣いた。




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