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13:13階段(22)

2016年02月02日 23:04


目覚めた時、ベットの横には薫がいた。
ごめんな・・・ ごめんな・・・
私の手を握り、何度も謝り続ける薫。
その手を握り返す事はなく
いつまでも側に居座り続ける薫を目にし
目の前から消えて欲しい!って思う気持ちと
どこか他人事のように見つめている自分がいる。
まるで今までの全ての出来事が
自分の事ではないかのように見つめていた。



この男とは出逢ってなかったんだ。
心の中で呟いた。
全てを消し去りたかった。




無反応な私に


      -------  ごめんね。


と謝る薫。




お前の言葉は
誰に対しての言葉なのか
何に対しての言葉なのか
何を言われても
どんな言葉をかけられても
その言葉が私の心に届く事はなかった。
どんな言葉も全て ” 言葉 ” でしかないのだ。




自分の体の一部を失った気持ち。
体の大事な一部を捥ぎ取れた気持ち
きっと男には分からない。
未だに消し去る事が出来ないこの思い。



私の中に残ってしまったものは、
自分自身でさえも未だ埋める事は出来ない。
自分の犯した罪は一生消えない。
それでいいと思う。
それが私が犯した罪への責任だ。
一生忘れない。
一生傷を背負っていく覚悟である。
これが私なのだから。





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