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16:寄る辺なき者(3)

2016年02月23日 23:23

ドアを閉め壁にもたれると
崩れ落ちるように声を殺して泣いた。




違う。
違うんだ。
静香やクラスの皆に対してじゃない
自分自身に一番腹が立ったのだ!
一番、腹立たしいのは自分。
一番、許せないのも自分。
あの時
一人で行かせなければ、こんな事にはなってなかったかもしれない。
何の力にもなれなかった自分自身に
一番腹が立ったのだ!。
だがどんなに後悔したってもう遅い。
もうどうする事も出来ない。





      生きていてくれるだけでいい。





それだけを願ったのに
アキラが助かったという事を耳にした瞬間
もう一度、一緒に高校生活を送りたい!時間を戻してほしい!と思った。
だがその願いが叶う事はない。
もうアキラが学校へは戻って来る事はない。
彼女は退学になったのだ。
せめて一言だけでいいから伝えたい。
ごめんね、、って伝えたい。
溢れ出る涙を堪えながら
消えてしまったアキラの事ばかりを考えていた。





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