FC2ブログ

スポンサーサイト

--年--月--日 --:--

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

16:寄る辺なき者(5)

2016年05月12日 23:27


      --------- ・・・もしもし・・・



女性の声が聞こえた。
私は慌てて受話器を耳にあてた。



「あのっ、すみません。 私、アキラの同級生の・・・」


「もしかして・・・小雪ちゃんかしら・・?」


電話に出た女性はアキラのお母さんだった。



「はいっ、そうです。 あのアキラいますか・・?」


「ごめんなさいね・・ 分かっていると思うんだけど・・
叔母ちゃん達も色んな事があって・・本当にっ・・ごっ・・めんなさいね・・・
もうアキラの事で家に電話してくるのは、やっ・・・やめてっ・・下さい・・」



アキラのお母さんは
何度も言葉を喉に詰まらせながら泣いていた。



「あのっ、アキラが元気にしているかだけ・・・」




        ―――   誰からの電話だ---------っ!!!!
         
        

          何の用事で電話なんかかけてきやがるっ!!!





受話器の奥から男性の怒鳴り声と
何かが激しく受話器にあたる音が聞こえた。
受話器の奥から聞こえる怒鳴り声
それはアキラのお父さんの声だった。





最新記事


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。