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19:黒く塗りつぶせ(3)

2016年05月14日 22:04

私にとって高校卒業というものは形だけのもの。
親の世間体であり、資格や免許書と同じようなもの。
何の意味もないものだと思って生きてきたが
この歳になって高校を卒業して良かった!
そう思える私が今ここにいる。


優しさと甘えは違う。
小学生の時
泣きながら学校へ行きたくないと言った事があった。
その時、母は怒りを露わにし
泣きながら抵抗する私の手を引きずり
大通りまで連れてゆくと
道路へランドセルを投げつけた。
そんな母の姿を目にする度に
何で私の気持ちを分かってくれないのだろう、って思ったものである。


高校を辞めたいと言った私に対しても
退学は絶対に許さない! 絶対に高校は卒業しなさい!と言った。
この時も、彩加は許されるのに、何故、私は許されないのだろう
私は自殺を図るまで追い込まれているのに・・・
母の事を酷い人間だと思った。



だがこの歳になって思う
我が子が虐められていると知りながら
その中へ子を送り出さなければならない。
一体どんな気持ちで母は私の背を押し続け、送り出したのだろう。
あの頃は分からなかったが
母も私と闘っていてくれていたのだ。
悔しく歯痒い気持ちの中
母も私と共に虐めという中で生きてきたのだと思う。
それでも気丈に振舞い
私の背を押し続けてくれた母には心から感謝している。
母が居たからこそ高校も卒業する事が出来た。






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