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8:渦潮(5)

2015年11月11日 00:34


何もしてこなかったのなら分かる。
本当に私に教える気があるのなら別の問題でもいいじゃない!
模擬試験に
そこまで拘る理由が分からなかった。



私の父の頭がイカレてて裏庭で焼かれました。
先生助けて下さい。
そう言えば納得してくれるただろうか?
違う。
誰も信じない。
きっと私が嘘をついていると思い
尚更腹を立てる事だろう。
悔しくて涙が込み上げてきた。
休み時間
この世に存在しない模擬テストに対しての説教が続いた。



洗面所で顔を洗ったものの
やはり泣き顔は誤魔化す事が出来なかった。



「何? どうしたん? 何かあったんやない?」



        ―――  あのね・・



涼に打ち明ければいい。



        ―――  そんな事で泣いているの? そんな下らない事で? 


そんな言葉が頭を過る。




「ううん・・ 何でもない。」


「なんでなん?泣いてるやん。うちで良かったら話し聞くから、何でも話しーや。」


「ありがとう。大丈夫だから気にしないで。」


言えなかった。
こんな自分が嫌なのに
どうやって気持ちを伝えたらいいのか分からなかった。





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