FC2ブログ

スポンサーサイト

--年--月--日 --:--

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

8:渦潮(7)

2015年11月13日 00:50

スローモーションのようにゆっくりと
私の体は崩れ落ちた。






ガシャ―――――ン!!!




殴られた。
先生に思いっきり殴られた。
手加減なしで殴られた。
この時、初めて私は知った。
父がどれだけ手加減して叩いてきたのかという事を。
皮肉な事に
この日、知ったのだ。



唇に手を当てると血が付いている。
鼻血なのか
口を切ったのかさえも分からない。
頬に違和感を感じる。





        ――――  誰が座っていいって言った?! 今すぐ立てっ!!




私は掌で血を拭うと立ちあがった。
職員室にいる先生、同級生、後輩。
まるで時間が止まかったのように
誰もが私を見つめていた。
犯罪者でも見るかのような冷たい視線。
涙と血が止まらない。
ボタボタと床に落ちる悔し涙。
拭いても拭いても止まらない血を拭う私に対し
今村は謝れと怒鳴っていた。






最新記事


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。