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8:渦潮(10)

2015年11月16日 01:43

いつまでも泣き続ける私の両手を握りしめると
お前が話せるまで待つからなと言ってくれた。






        ―――  テッ ・・・ スト・・をっ・・・ 




何度も言葉にしようとするが
嗚咽で言葉が詰まる。
それでも必死に説明しようとする私に
大丈夫、焦らなくていいから、ゆっくり話せばいい、と言ってくれた。
生まれてめて自分の事を話そうと思った。
頑張って話そうとするのに
嗚咽で言葉がつまって苦しい。





   ―――  おっ ・・・ 父・・ さっ・・・ん・・・に・・・・・うっ・・・うっ・・ 



   ―――  大丈夫か? 苦しいな、分かった、言いたくないのなら、もういいよ。




優しく私の頭をポンポンと叩くと
私の顔を覗き込むように言った。





   ――― お前の気持ちは分かったから
      取りあえず今日は今村先生のところへ行って謝ろう。
      先生も一緒に謝ってあげるから。




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