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18:夜空に瞬く星達よ(4)

2016年05月14日 22:12


その隣にいる両親はというと驚いた事に
私の目の前で涙を拭っている。
母も..そして、あの父も。
特に父は肩を震わせながら
大きな瞳から大粒の涙をボロボロと零していた。



普通の人間なら
ここで家族愛を感じ涙が込み上げてくるのだろうか?
涙を流す両親の姿を目にしながら
まるで他人を見ているような気分だった。


お前等の涙は私に対する

「懺悔」

の涙などではない。

己に対する涙だろ。

良い父親を演じ

母親を演じ

涙を流す自分にただ酔いしれているだけだろ。

反吐がでそうだ。

今まで散々、我慢してきたが

お前らの家族ごっこに等

これ以上、付き合うつもりはない!





温かい感情というものが
私の中に込み上げる事はなく
それどころか更に私の心を不快にさせていった。


そして私は一粒の涙も零す事なく
何の未練もないまま旅立つ事が出来た。
飛行機が飛び立ち
小さくなってゆく町の景色の中


解放された。 


と思った。
本当にそう思った。





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