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18:夜空に瞬く星達よ(7)

2016年05月14日 22:16

巣立つ日、母の涙を目にしても何とも思わなった私が
今では、母の声を耳にする度に涙が溢れてくる。
何度も涙を拭いながら、絞り出すかのように言葉した。



「辞めたい、辞めて帰りたい・・・」


「頑張りなさい! 戻って来たら駄目よ。」


受話器の奥から聞こえる母の声は震えていた。




遠い昔。
今も記憶が蘇る。
一生消える事がない記憶。
幼かった日






 ごっ・・めん・・・なさい!

 


 ごめっ・・んなさ・・・いっ!!

 



 ご・・ごっ・・・めっ・・んなさい!!!





白いロープで柱に縛り続けた母。
私の足の裏を何度も線香で焼いた母。
見境なく酒に溺れ
母親という責任を放棄した女。
お父さんに、、
お父さんに、、その言葉で私を縛りつづた母。



あんなに憎んでいたのに
母に対する憎しみというものが
これを機に嘘のように消えてなくなったいった。
それどころか母の事を恋しいとさえ思った。
それからというもの
毎晩のように実家に電話しては
涙を手で拭いながら寮へと戻る日が続いた。





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