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19:夜空に瞬く星達よ(13)

2016年05月14日 22:24

これも奇妙な縁なのだろうか。
いい事も、悪い事も
世の中、何があるか分からない。
私は女でありながらも
渦中の鹿島さんの愛娘である瑛子ちゃんに一目惚れされ
何とこの日、鹿島さんの手により
瑛子ちゃんが私に宛てた手紙を貰う事となったのだ。



「アンタがさぁ、女の子だって知ってガッカリしててさ
アンタに手紙を渡して欲しいって、瑛子に頼まれたのよ。
せっかくだからさ、娘の手紙読んでやってよ。」



目の前に差し出された封筒を私は受け取った。
中学の頃もだったが
私は高校生になってからも度々、下級生の女子から手紙をもらう事があった。
当時はそれが当たり前になっていて
何とも思わなくなっていたのだが
まさか社会人になってからも
女子高生から手紙を貰うなんて思ってもみなかった。



社会人になってからも女性に手紙を貰う私って一体何なのだろう・・




学生の頃は、嬉しいと感じる感情があったのに
この時ばかりは、複雑な心境になったのを今でも覚えている。
だが女性に手紙を貰ったのは、これが最後となった。



翌日、瑛子ちゃん宛てに書いた手紙を鹿島さんに手渡したものの
内心は、極力、鹿島さんとは関わりたくないと思っていた。
同期の皆は
鹿島さんと私が繋がりを持っている事に驚いていたが
これが縁となり新入社員の中で
唯一、鹿島さんと会話できる人間の一人となった。









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