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19:夜空に瞬く星達よ(15)

2016年05月14日 22:51

鹿島さんという人間は、頑固な一面はあるものの
人の話が分からないような人間ではないという事を
仕事を通じて感じるようになっていった。
皆、抱える仕事は一つだけではない。
彼女が抱えている仕事の事まで配慮した上で
事情を説明し頭を下げれば、快く請け負ってくれた。



        今の若い子は礼儀知らずだ!!

    

        頭冷やして出直して来い!!



フロアーに響き渡る程の大声で
鹿島さんが発していた言葉の真意を何となく理解出来たような気がした。
結局、最後に辿りつく先は
人と人との心であるような気がする。
たった一言。
相手に対し配慮する気配りという言葉があれば
鹿島さんに怒鳴られる人間は一人もいなかっただろう。



この間、同僚に頼まれる度に
鹿島さんの元へ顔を出していた私だったが
これを機に誰に頼まれても断るようにした。
だが、そんな私に対し不満を口に出す人間が
ぽつぽつと出始める事となる。
その中の一人
鹿島さんと何度も大喧嘩をしていた康子であった。






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