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19:夜空に瞬く星達よ(16)

2016年05月14日 22:53



「今まで、ずっとやってくれてたのに何でダメなの?
私が鹿島さんに嫌われているって事、知っているでしょ?!」


「知っているよ、だけど鹿島さんは話が分からない人間じゃない。
今までの仕事の頼み方が間違ってただけなんだよ。
それにさ、康子ちゃんは、まず鹿島さんに謝るべきなんじゃない?
この前は生意気な口を叩いて申し訳ありませんでした、って頭を下げる。
仕事の話は、それからでしょ。」


「私が行くと話すら聞いてくれないんから頼んでるんじゃない!
いいじゃん、行ってくれたって!!」


「そうやって、これから先もずっと私に頼み続けるの? 
それで康子ちゃんは本当にいいの?
それってさ、康子ちゃんの為にもならないんだよ。だから断っているの。
私はもう頼まれても行かない事に決めたから何度、頼まれても行かないよ。」


「ケチッ!! だったら、もういいよ!!!!
自分で何とかする。 アンタには二度と頼まないからっ!!」



目の前から足早に去ると
康子は手にしていたファイルをデスクの上に叩きつけた。
まるで私への当てつけの様に。



私が間違っているの?
皆の事を想ってるからこそ言っているのに。
皆、無責任だ。
嫌な事は他人に押し付けようとして
自分でする努力をしない。
いいよ、もう。
嫌いならそれでいい。
皆、勝手にすればいいんだ。
私は間違ってない。
私は間違ってないんだから。




何度も自分の心に言い聞かせながら社長室へと向う私の横を
康子は足早に横切ると
鹿島さんの元へと向かって行った。





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