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20:「僕」男の子。(1)

2016年05月14日 22:55




   ―――  あーっ! もおぉーっ、 私の似顔絵貼ってあるぅぅーっ!!




背後から聞こえる甲高い大きな声。
そこには同期社員である営業部の和泉の姿があった。
ニタニタしながら私を見ている彼を目にし
犯人が誰なのか分かった。





私の男嫌いは社会人となってからも変わる事はなかった。
いや、嫌いという表現より怖いという方が正しい。
社内で男性に声をかけれる事も多々あったが
どう接していいのか分からない。
その為、素っ気なく答えると
まるで逃げるかのように
その場を後にし接する事がないように努めていた。




そんな私の姿を頻繁に目にしていた同僚達は
こーちゃんってさ、男嫌いなんだね。変っているよね。
なんて言っていたけど大嫌いだった。


故郷を離れ
私の過去を知る人はいない。
それなのに、また振り出しに戻らされたような気がする。
ウンザリだ!
だから男って大嫌い!
私は怒りを露わにし紙を引き千切るように剥ぎ取ると
グシャグシャにしてゴミ箱の中に投げつけた。





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