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23:涙のジョージ(1)

2016年07月14日 02:16

白いセダンが停車し
私は助手席に腰かける。
ねぇ、何でこんな事しているの?
男が訊ねるので私は答える。
じゃーさ、
何で貴方はこんな事しているのか教えて。



「俺さ、失恋したばっかりで寂しいんだ。」


「そっかぁ。 寂しいのは同じだね。」


「男なのに情けないよね、寂しくてね。
素敵な出会いがあったらな、って探してたんだ。」


彼の名はマスオ。
名前を聞いた瞬間、嘘でしょ。って噴き出してしまった。
二十代後半の彼は
今まで出逢った男達とは違い
妙に落ち着きのある色っぽい男だった。
年上の人妻と出会い、不倫を続けていたという彼。
美しく、厭らしい、年上の人妻。
憂いを帯びた彼女はリモコンを差し出すと、
目の前で下着を脱ぎ去り、バイ,ブを挿入したままコンビニへと向かう。
他人に見られる高揚感
恥ずかしさが彼女の興奮を奮い立たせ
何度も、何度も、彼を求め続けた。
数えきれない程、愛し合った二人。
だが突然、別れを切りだされ、目の前から彼女は消え去った。



今も私の心に残る人
これが彼との出会いだった。





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