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23:涙のジョージ(5)

2016年07月18日 11:13

何時間走り続けただろうか。
ふと時計を見ると深夜1時を過ぎている。





   -------   今週さ、仕事が忙しくて、ちょっと疲れているんだ。
        俺の家に..って言っても母親と二人住まいだから無理だしな。
           まだゆっくり喋りたいからさ、ホテル行っていい?
        変な事しないから安心して、大丈夫だから、俺の事、信じて。




皆そう。
皆同じ。
それなのに私は期待する。
毎回、期待してしまう。
頭では分かっているのに
私はバカだから、そうでない人を探していたのかも知れない。
あの日からずっと世の中の男が薫と同じではない事を
私は探していたのかも知れない。
違う人もいる、って事で
あの悪夢から解放される事を私は求めていたのだ。
この世にいるはずもない白馬の王子様を探しも求めている私は
その言葉を耳にする度、どこか哀しく思う。
好きでもない相手なのに哀しく思うのだ。


誘うの上手だね。
そう言うと私は黙って頷いた。



木々に灯される
季節外れのイルミネーションの明りを目にし
期待を裏切られたような感情が押し寄せてきた。
好きでもない
愛してもいない男なのに哀しく思う。
いつもの事、どうって事無い。
そうやって私はまた自分に言い訳をし黙って彼の背を追った。





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