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23:涙のジョージ(6)

2016年07月18日 11:16

ごめんね、楽な格好していい?
頷く私の目の前で
手慣れた感じでジャケット脱ぎ
ネクタイをはずす彼の白いシャツが
とても大人びて見える。
彼はとても大人の色気のある男であった。
妙に落ち着きがあり、穏やかで、優しくて
仕草や振る舞いに色香漂う。
そんな姿を目にする度に
未だ忘れる事が出来ない人妻が
どれ程イイ女だったのか感じずにはいられない。
すごくイイ女だったんだと思う。
そんな彼の姿を私はベットに寝そべりながら
ぼんやりと眺めていた。




「そんなに心配しなくても大丈夫だから安心して。
俺、ソファーに寝るから。」


「えっ? じゃー何でホテルに来たの?」


「さっき言ったでしょ? ちょっと疲れてたから、ゆっくりしたかっただけ。
セッ,クスしたくて小雪ちゃんと逢っているわけじゃないだよ。
俺さ、こーみえても遊ぶ女に不自由してないし
遊びならいくらだって寝れるしね。」


「確かに。 不自由しないだろうね。
私なんかと遊ぶより他の女と遊んだ方がいいのに。」


「遊んだよ、たくさんね...」



彼は私に背を向けると自分の事を語り始めた。
彼女に別れを告げられた後
好意を抱き寄って来る女達と遊ぶ日々を過ごすようになった。
” 遊びでしか付き合えないよ。”という冷たい言葉を添えて..
全ては彼女を忘れる為。
自分に恋愛感情を抱く女性を抱く度に
彼女の事を忘れられる日を迎える日が訪れるような気がした。
だが虚しくなるばかりで
誰も愛する事なんて出来ない。
気付いたのだ。
遊びは所詮遊びにしか過ぎないって事を。




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